Chapter 1 「知的財産」が技術の進化に重要な理由

知的財産の世界とは


Chapter 1

市場での優位性を確保し、競争力を高める

What is the world

人の知的創造活動により生み出されたアイデアや技術には、特許、意匠、商標などの知的財産権が認められています。しかも、一度権利が認められると、利用者に利用差し止めやライセンス料を要求することが可能になるなど、強力な権限を有することになります。たとえ中小企業であっても独自の技術を持っていれば、それを知的財産権として取得し、活用することで、市場での優位性を確保し、世界的な企業競争力を高めることができるのです。まさに、知的財産が経営戦略上の重要な位置づけとなっているのもこうした特性にあります。企業のアイデアや技術をいかに知的財産権戦略に組み込み、ビジネスとして推進していくか。その優劣が問われているのです。

事業の特徴

BUSINESS

企業経営の根幹に関わる
「知的財産戦略」をサポート

特許権、商標権、意匠権などの総称である知的財産権。多くの企業が知的財産権を企業価値の根幹ととらえ、権利の創造・取得・活用に重大な関心を抱いています。当社は1959年の設立以来、企業の知的財産戦略を総合的にサポートしています。専門知識に精通したスタッフが「世界約200ヶ国の特許法律事務所や専門機関とのネットワーク」を活かして顧客のニーズに応えます。海外での権利取得支援や調査などの長年の得意分野に加え、最近では、「知的財産に特化したシンクタンク」の設立や「知的財産権侵害品への対策支援業務」の開始など、有望分野へ舵を切るための新規事業の立ち上げや組織再編に取り組んでいます。

仕事内容

WORKS

「技術」「法律」「英語」の
知識を活かして国際舞台で活躍

特許とは技術と法律の両輪で成り立っています。企業の国際特許戦略をサポートする人材に求められるスキルは、「幅広い分野の先端技術の理解力」「知的財産権に関する法律知識」「技術・法律を正確に理解し伝えることのできる英語力」です。私たちは、知のブレーンという自覚を持って3つの知識の習得に励んでいます。これらの知識を自在に繰り、特許という新しい価値を生み出したり、権利を巡る攻防をサポートする仕事は、知的興奮に満ちていると言えるでしょう。

ビジネスモデル

BUSINESS MODEL

知を創る

CONSULTING

NGBでは国内外の独自のネットワークを活用して、最先端技術の動向、情報の収集・分析を行っています。
現在世界中で求められている技術や商品を、知的財産の立場からコンサルティングし、企業の知的財産戦略策定を支援します。

知を描く

SUPPORT

新しい発明に価値を生み出すには、世界各国に知的財産として認められる必要があります。NGBでは高度な技術理解力と語学力を持ち、世界各国の法制度に精通したスタッフが、現地の特許弁護士と協働して、海外での出願から権利化までをサポートし、発明の価値を高めます。

知を守る

NEGOTIATION

近年、日本企業の技術をめぐる国際的な特許紛争・係争が増加しています。企業の技術を守るため、NGB技術スタッフは諸外国での有能な弁護士・弁理士事務所との密接な連携のもと、訴訟・和解交渉などの対処をお手伝いします。

知を紡ぐ

STRATEGY

新しい「知」はまた新たな「知」を生み出し、日本を超えて世界中で循環します。私たちは、知的財産権に関するあらゆるニーズを解決し、持続可能な知の生態系を形づくります。