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2009.03.10

毎熊百合子

HDD技術をめぐる訴訟で特許無効の陪審評決

Siemens AG
Seagate Technology LLC
Siemens AG(以下、シーメンス)が、ハードディスクドライブ(HDD)に関する特許を侵害されたとしてSeagate Technology LLC(以下、Seagate)を訴えていた事件で、カリフォルニア中部連邦地裁陪審は2008年12月23日、シーメンスの特許が自明であり、且つ先行技術により予期可能である(新規性がない)として無効の評決を下した。

この特許はHDDの読み出しヘッドに用いる特殊なセンサーに関するもので、シーメンスは2006年、Seagateの2000年以降のHDDが同特許を侵害すると主張して提訴していた。今回の評決は、シーメンスによる特許侵害の訴えについてSeagateが一切賠償責任を負わないと結論づけるものであった。シーメンスは提訴当初10億ドルの損害賠償を求めていたが、審理におけるいくつかの裁判所判断を経て、審理終了時には求める賠償額が1億6000万ドルになっていた。

Seagateの訴訟代理人David J.F. Gross弁護士は、「陪審が特許無効を認定すると確信していた」と述べ、さらに「今回の評決内容は証拠による十分な裏付けがあると確信しており、満足している」とコメントしている。

[Litigation Quick No.01 (2009.01.08)掲載]

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