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2009.05.11

レーザー美容機器をめぐる特許訴訟でクレーム解釈命令

Cynosure, Inc.; El. En. S.p.A.
CoolTouch Inc.
皮下脂肪細胞に働きかけて除去しやすくする美容レーザーシステムに関する特許(USP 6,206,873)の侵害をめぐりCynosure, Inc.(以下、Cynosure)及びEl. En. S.p.A.がCoolTouch Inc.(以下、CoolTouch)を訴えていた事件で、マサチューセッツ連邦地裁は原告Cynosure側に有利なクレーム解釈命令を下した。

Cynosureらは2008年1月9日、CoolTouchが製造・販売・輸入する美容レーザーシステム「CoolLipo」が問題の特許を侵害するとして訴訟を提起した。

Cynosure社長兼最高経営責任者(CEO)であるMichael Davin氏は、「裁判所は’873特許の定義及び範囲についてわれわれの主張を支持した。とりわけ、レーザーファイバーがカニューレ(注入管)の端を越えて届く部分のレーザーについて同特許が適用されないとのCoolTouchの主張を斥けた。当社はこのクレーム解釈についてのマークマン・ヒアリングの結果に満足しており、この解釈命令がレーザー脂肪分解技術についての当社知的財産を強固なものとしてくれると確信している」とコメントした。

[Litigation Quick No.09 (2009.03.05)掲載]

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