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2009.09.10

ウェブサイトのパーソナライズ技術をめぐる訴訟で特許無効判決

Dow Jones & Company, Inc.
Ablaise Ltd.; General Inventions Institute A, Inc. 
Dow Jones & Company, Inc.(以下、ダウ・ジョーンズ)が、同社のインターネットサービスに関連し、Ablaise Ltd.(以下、Ablaise)及びGeneral Inventions Institute A, Inc.に対する特許無効の確認判決訴訟を提起していた事件で、コロンビア連邦地裁は2009年7月15日、Ablaiseの主張する発明が自明であり、既存技術から予測可能なものであるとして、特許2件が無効であるとのダウ・ジョーンズの主張を認める判決を下した。

Ablaiseは2006年、「サービング信号」と題する特許(USP 6,961,737)及び「異なる形態でフォーマットされた閲覧可能データ信号に関するインターネットサービス」と題する特許(USP 6,295,530)の計2件に基づき、パーソナライズ化されたコンテンツを提供するダウ・ジョーンズのインターネットサービスが同技術を使用しているとして特許使用料を要求。ダウ・ジョーンズはこれに対し、特許無効・非侵害の確認判決を求めていた。地裁判事は判決の中で、「(Ablaiseが)特許の新規性よりも訴訟費用に重点を置いた高圧的なライセンス要求を通じて同特許から収益を上げている点はAblaise自身も認めている」と述べた。

[Litigation Quick No.29 (2009.07.23)掲載]

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