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2009.10.09

毎熊百合子

NF-kappa B細胞技術をめぐる訴訟、大法廷による再審へ

ARIAD Pharmaceuticals, Inc. (ARIAD) et al.
Eli Lilly and Company
NF-kappa B細胞の活性抑制利用に関する特許(USP 6,410,516)をめぐり、ARIAD Pharmaceuticals, Inc.(以下、ARIAD)、ハーバード大学及びマサチューセッツ工科大学などがEli Lilly and Company(以下、イーライリリー)を特許侵害で訴えていた事件で、連邦巡回区控訴裁(CAFC)は2009年8月21日、ARIADの申立てを受け、ARIAD特許が無効であるとした2009年4月3日付の同CAFC判決を破棄し、CAFCの判事12名全員の大法廷による(en banc)再審を行うとの命令を下した。

この4月3日付のCAFC判決では、ARIAD側が侵害を主張したクレーム80、95、144及び145が記載不備(技術の開示が不十分)により無効とされた。CAFCは、イーライリリー側が提出した控訴の内容を改めて審理し、評価を行うことになる。今回の命令においてCAFCは、米国特許法112条(1)について、(1) 実施可能要件以外の記載要件が含まれているか否か、また、(2) 同条文にそのような記載要件が定められているとすれば、その要件の範囲及び目的は何であるかという2点について、改めて準備書面を提出するよう原告・被告の双方に求めた。

[Litigation Quick No.34 (2009.08.27)掲載]

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