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2010.07.21

【商標 NEWS】 中国、イスラエル、インド

中国
2010年7月1日 商標申請書式変更の実施

中国商標局は、本年5月25日に突然「商標申請書式(注釈)改正説明表」を発表し、7月1日から実施されました。これにより、各種願書に出願人の署名または捺印が必要、異議申立書に異議申立人の署名または捺印が必要、代理人委任状の原本が必要等、実行が困難な書式変更が規定されていました。

然しながら、商標局と代理人事務所との間で混乱が生じ、大手の代理人事務所が書式変更に反対して商標局と協議を重ねた結果、7月2日に「商標申請書式(注釈)改正説明表に関する解答」が発表され、出願人による各種願書への署名・捺印、異議申立人による異議申立書への署名・捺印は不要となりました。但し、委任状の書式変更が新たに要求されたため、代理人事務所によっては、新しい委任状が必要となりますのでご注意下さい。

今後、商標局より再度各種書式変更が発表される可能性はありますが、しばらくの間は今まで通りの書式にて受理されることとなっております。

イスラエル
2010年5月20日 マドプロ加盟決定

本年5月20日、イスラエル政府は本年9月1日よりマドリッド・プロトコルへ加盟することを決定しました。イスラエルの加盟により、マドプロ加盟国は82カ国となります。

尚、これに伴い、9月1日より、ナショナル出願については、一出願多区分の出願が可能となり、ナショナル登録の更新期限は14年から10年に短縮されます。

インド
2010年5月20日 国際分類第9版の採用

インドはこれまでニース国際分類の第7版を採用していましたが、本年5月20日より第9版が採用され、43類、44類、45類への出願が可能となっています。

(商標部 研壁)

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