IP NEWS知財ニュース

クロアチア等複数の代理人から、国連暫定統治下にあるセルビア・コソボ自治州の知的財産庁が、11月19日より業務を開始したという案内が届いております。しかしながら、セルビア及びスロベニアの一部代理人からは、コソボ自治州の知的財産庁はまだ業務を開始していないという否定的な連絡を受けております。ご承知のように、12月10日の欧州連合外相理事会では、国内に分裂勢力を抱えるキプロス、スペインなどが独立承認に賛成しなかったため、コソボ自治州の独立問題の結論を先送りしました。もちろん、セルビアは独立を拒否する姿勢を崩しておりません。従いまして、もう少し様子を見ることが得策かと思われます。弊社では、引続きコソボ情報の入手に努めておりますので、進展があり次第ご報告する予定です。

モンテネグロ
知的財産庁、業務開始に遅延

先月号にて、モンテネグロ知的財産庁が本年12月末までに業務を開始する予定であることをお知らせ致しましたが、新しい現地代理人情報によれば、オフィシャルフィー、代理権等種々の問題が未解決であるため、年内の業務開始は望めず、2008年の前半にずれ込む可能性が高まりました。

(意匠商標部 研壁)