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2011.08.02

日本公開件数ランキング:2006-2010年

NGB・IP総研では、2006年から2010年に発行された日本公開特許の動向について取りまとめた(ランキングは2010年の上位30社でソートしている)。
2010年日本公開特許でトップはトヨタ自動車であり、9,444件であった。トヨタ自動車は2006年以降、公開件数が順調に増加しており、2009年は1万件を突破したが、2010年はやや減少して1万件を割り込んでいる。

トヨタ自動車に続いては、パナソニック(松下電器産業名義も含む)や東芝、キヤノンといったエレクトロニクスメーカーが続いている。パナソニック・キヤノンなどは数年前までは1万件を超える公開件数であったが、徐々に減少しており、特にキヤノンについては2010年の公開件数は2006年と比較すると約半分となっている。

上位30社のうち2009年に比べて公開件数が増加した企業は12社、減少した企業は18社あり、減少した企業の方が過半数を占めているが、日産自動車のようにいったん激減した後に出願を増強している企業もあることから推察されるように、各企業とも出願の量・質のバランスについて精査している段階であると考えられる。

(IP総研 マネージャー 野崎篤志)

(参考)
・日本公開特許2006~2010年ランキング上位30社
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