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2025.12.03

東南アジア駐在員事務所 寺岡裕芳

【ASEANコラム】APAA 2025カンファレンスに参加してきました

こんにちは。NGBバンコクオフィス駐在員の寺岡です。私は、東京本社からの同僚2人とともに、今年(2025年)11月にマレーシアのクアラルンプールで開催されたAPAA 2025カンファレンスに参加してきました。60か国以上からの参加登録者が総勢1,400名超となる、中規模の知財カンファレンスです。

東京本社からの同僚たちもそれぞれ目的を持って会場での面談予定を組んでいましたが、私の方では、主にASEAN各国において未だ接触したことがない法律事務所・知財事務所を中心に面談の予定を組みました。

カンファレンス会場での面談は、30分から1時間刻みで設定し、1日あたり8件前後の予定でスケジューリングしました。ただし、会場内の指定場所で待ち合わせを行い、面談テーブルまで移動して・・・とやっていると、30分があっという間に経ってしまいます。やはり面談には、少なくとも1時間は確保したいなと思いました。

今回、スムーズな待ち合わせが行えるように、弊社ロゴを印刷してラミネート加工した(写真のような)プラカードを用意して臨んだのですが、これが大正解でした。相手の顔が分からなくても、弊社ロゴのプラカードを持って立っていれば、向こうが気づいてお声を掛けてくださいます。また、弊社ロゴを会場の皆さんにお見せすることで、面談を予定していなかった方々からも次々とお声が掛かり、挨拶を交わすことができます。

カンファレンス会場だけではなく、会期前後における様々な事務所のレセプション(懇親会)や個別の事務所訪問などでもたくさんの方々と新たに知り合うことができました。

今回のカンファレンスでは、数多くの新たな「つながり」が実現できただけではなく、すでに数年来のお付き合いをしていたり、過去に接触済みであったりする各国の知財実務家にもたくさん再会して近況交換を行うことができました。いろいろな国の方々と短期間に広く情報交換を行うことができるのは、こうしたカンファレンスに参加する大きなメリットです。
今回のカンファレンス参加で新たに接触できた知財事務所・法律事務所には、また別の機会に出張を組んで個別に訪問し、どのような知財専門家が所属し、どのような強みがあるのかといった点を深掘りして来ようと思います。

今回のクアラルンプール出張で新たに交換した名刺の数は、140枚。そのほか93名の方々と応対しましたので、合計233名の方々と接触できたことになります。引き続き「人と会う」ことを重視しながら、ASEAN地域の知財情報を収集し、収集した情報を日本の皆様にフィードバックして参ります。
ASEAN地域における知財に関する困りごとなどがございましたら、是非お気軽にご連絡ください。

※ 弊社バンコクオフィスへのご連絡は、こちらからお願い致します。

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寺岡裕芳 (てらおか ひろよし)
NGB株式会社 東南アジア駐在員事務所(バンコクオフィス)
オフィスマネージャー

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