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2008.10.06

毎熊百合子

発ガン性物質をめぐる訴訟でCAFCが地裁判決破棄

Star Scientific, Inc.
R.J. Reynolds Tobacco Company
タバコの発ガン性化学物質を低減させる方法をめぐりStar Scientific, Inc.(以下、Star)がR.J. Reynolds Tobacco Company(以下、RJR)を特許侵害で訴えていた事件で、連邦巡回区控訴裁(CAFC)は2008年8月25日、地裁に差戻し審を命ずる判決を下した。

Starは2001年5月23日、同社特許2件(USP 6,202,649; 6,425,401)を侵害されたと主張して、メリーランド連邦地裁にRJRを提訴していた。同地裁は2007年1月に特許無効の略式判決を下し、同年6月にはStarの特許取得時における不公正行為を認定していた。

今回の判決においてCAFCは、特許取得時における不公正行為についての地裁判決は誤った事実認定に基づいていたとして、特許の権利行使可能性がないとした地裁判決を覆した。また争点となったクレーム用語のうち「anaerobic condition(嫌気状態)」について、その解釈においてクレームの範囲を明確に規定されているため不明瞭ではないと結論付け、特許が不明瞭なため無効とした地裁判決を破棄し、侵害及び有効性についてさらなる審理が必要であるとして、本件を地裁に差し戻した。

[Litigation Quick No.34 (2008.08.28)掲載]

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