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2008.11.06

毎熊百合子

フィアット「Panda」デザインをめぐる訴訟で輸入差止め

Fiat Auto
Great Wall Motor Company Ltd.
伊Fiat Auto(以下、フィアット)が、人気小型車「パンダ(Panda)」のデザインをコピーされたとして中国の自動車メーカーGreat Wall Motor Company Ltd.(長城汽車:以下、GWM)を訴えていた事件で、伊トリノの裁判所は2008年9月9日、問題とされたGWMの「ペリー(Peri)」に対する輸入差止めを命じる判決を下した。この判決は確定判決であり、GWMは上訴することができない。

同裁判所はまた、原審裁判所が下した罰金の支払命令も支持しており、GWMは「Peri」が欧州に輸入された場合、1台につき1万5,000ユーロ(約224万円)の罰金を支払わなければならないという。

一方、中国においては、GWMによる特許侵害を主張するフィアットの訴えが棄却されており、中国の国内メーカーが台頭してきて以降、中国で知的財産権がらみの訴訟で勝訴することは極めて難しくなっていることが改めて証明された。
*1ユーロ=約149円で換算

[Litigation Quick No. 36-37 (2008.09.11 & 18)掲載]

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