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2009.07.10

毎熊百合子

「タイムワープ」特許をめぐる訴訟、設計変更製品にも侵害判決

TiVo Inc.
DISH Network Corporation et al.
デジタル・ビデオ・レコーダー(DVR)製品の「タイム・ワープ」機能に関する特許侵害をめぐりTiVo Inc.(以下、TiVo)がDISH Network Corp.(旧Echostar Communications Corp.;以下、DISH)を訴えていた事件で、テキサス東部連邦地裁は2009年6月2日、DISHが導入した侵害回避(design-around)技術についてもTiVo特許(USP 6,233,389)を侵害するとして、DISHの裁判所侮辱罪(差止め違反による)を認定する判決を下した。同地裁は改めてDISHの侵害製品[DP-501, DP-508, DP-510, DP-522, DP-625, DP-721, DP-921, DP-942]の差止めを命じ、賠償金およそ1億300万ドルの支払いを命じる判決を下した。

DISHは本件訴訟において2004年に敗訴した後、控訴する一方で、侵害が認定されたソフトウェア(DVR機器にダウンロードして使用)を修正し、販売を継続していた。TiVoはこの侵害回避技術がなお特許を侵害しているとして提訴し、今回の判決が下った。担当判事は、「DISHの差止め違反によりTiVoが被った損害は甚大だ。裁判所の差止め命令以降、DISHは数百万人もの顧客を獲得している」と述べた。

[Litigation Quick No.22 (2009.06.04)掲載]

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