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2013.08.22

【インドネシア訪問記2013】 前編: [入国] [渋滞]

NGB商標部ではインドネシアのジャカルタを訪問、商標関連の情報収集・現地事務所視察を行って参りました。渡航前のスケジュール調整時から交通や治安事情に関する何やら不安を募らせる情報ばかりが目に付き、どうなることかと心配しながらの視察でしたが、同国の活況や知財をとりまく環境について、3回に分けてご報告します。
[入国]
第一関門である入国時の不安については、ネット上には入国審査官に不当な金銭を要求されるとか、白タクの客引きがたかってくるとか、様々な情報が見られるが、預けた荷物もごく普通に受け取れ、特に何もなくスムーズに空港を出る事ができた。タクシーだけは事前に調べておいたとおりに、メーターの無い様な怪しい車に乗せられて知らないところに連れていかれることがない様、最高級プレミアムタクシーのゴールデンバードを選択した。料金はRp500,000(¥5,000.-)程度でジャカルタ市内まで40~50分程度もかかると聞いていたので、身の安全とのバランスからも充分リーズナブルである。

[渋滞(1)]
さて、無事に空港を出て市内へと向かったが、早速世界で最も劣悪とも言われる渋滞を体験することになる。朝晩のラッシュ時やデモ等にぶつかると、10分で行ける距離が1時間以上かかることも珍しくない様子。この日はラッシュの時間帯ではないものの、ゆうに1時間半を要した。その後現地で面談した弁護士によると、この様な渋滞事情なので、ジャカルタでは1日3か所程度回るのが精一杯でしょうとの談。実際、今回の事務所視察は4か所を予定していたが、そのうちの1か所の代理人にミーティング会場を調整してもらい、移動時間のロスを無くしてようやく面談ができた次第。また従来現地視察では知財局への訪問、審査官・審判官との面談を必ず入れているが、この様な劣悪な交通事情に加えて、インドネシア知的財産総局がジャカルタ市内から遠く離れた街にあり往復4時間は確保する必要があることから、今回は知財局への訪問は見送りとした。

[渋滞(2)]
さて、ジャカルタの様子であるが、前述のとおりの劣悪な渋滞事情。下の写真は夕方のラッシュ時の様子。車の隙間にバイクがびっしり入り込んで地面に落した飴にアリが群がるが如くの勢い。信号の整備も行き届いてなく、右に曲がるのに左に左にと行く必要があったり、インフラ整備がまだまだ。川も非常に汚く汚染されていて、下水道整備ができてないのが原因とのこと、大雨が降ると道にも下水が湧き出して通行が出来ないほどにあっという間に浸水するらしい。車が動かないのを利用したモノ売りもバイクの隙間を縫って更に出現。通勤電車もご存じの方も多いと思われるが、屋根の上にも大勢が乗っているとのこと!インドネシア政府は渋滞対策として、特定の混雑車線に関しては3人以上の乗車を義務付け、守らないものに対する罰金を課したが、これを商売として人数合わせの同乗商売が横行。道端で手を挙げて同乗可能を呼び掛けるやからが多数見受けられた。

インドネシアは中国、インド、米国に次ぐ世界第4位の人口を持ち、且つ、豊富な労働人口を抱えることで注目されている。町を見た感じでも確かにお年寄りは少ない感覚を得た。お年寄りにはあの渋滞の中での生活は無理とも感じる。少なくとも向こう10年間は高齢化社会問題とは無縁だそうだ。ちなみにジャカルタの面積は東京の1/3なもののその人口は東京の7割強。非常に密度が濃い街だといえよう。

=>中編に続く

(商標部 仁藤)

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