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2009.06.19

野崎篤志

【BRICs フォーカス】 中国特許状況:2008年特許出願・登録特許

NGB・IP総研では、中国特許庁(SIPO)が発表している統計データを用いて2008年中国特許動向について取りまとめた。
昨年12月の記事および今年2月の記事で報告したとおり、中国では近年特許出願件数の増加が著しく、特に内国人(中国企業・研究機関等)の出願比率が大きくなっている。

中国特許庁より発表された2008年特許出願統計からも、依然として内国人の特許出願・権利化への高い意欲が継続されていることが明らかになった。

2008年の中国特許出願は289,838件となり、2007年と比べて約45,000件(増加率18%)の増加、登録特許は93,706件となり、2007年と比べて約26,000件(増加率38%)の増加となった。特に登録件数の増加が著しいことが分かる。

図1に中国特許出願件数および内国人比率推移を示した。

出願件数は一貫して増加傾向にあり、出願件数の増加に伴って内国人出願比率も伸びている。2008年の内国人出願比率は67%に達し、3件中2件は中国企業・研究機関等からの出願になっている。

また図2に示した登録特許件数推移・内国人比率推移からも、出願件数と同様に内国人の特許権利化が順調に伸びていることが窺える。登録件数が2007年と比べて約40%も増加していることからも審査迅速化の取り組みの強化が数字として現われていると言える。

次回は中国特許の外国人出願・登録状況について報告する。

(IP総研 [IPアーキテクト] 主任研究員 野崎篤志)

図1 中国特許出願件数および内国人比率推移
図2 中国登録特許件数および内国人比率推移

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