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2016.12.17

【米国トレーニー日記】第12回:ワシントン滞在中のトレーニーからのメッセージ

 NGBでは、米国ワシントンDCの特許事務所へ定期的にトレーニーを派遣しております。
 本稿では、現在ワシントンDCに駐在されている方やこれから駐在される予定のある方のお役に立つことを願い、トレーニーとして2016年8月よりワシントンDCに駐在中の中村有一が様々なTopicを紹介してゆきます。

 まずは、米国への出発前の話題として、VISAの取り方についてお話しします。これを取得しておかないと、3か月を超える滞在ができません。私は6か月の滞在を予定しておりますので、最長で2年間有効なH3-VISAを取得することになりました。
 まずはトレーニー先の現地特許事務所に、必要な情報を問い合わせます。パスポートのスキャン画像とともに滞在期間などの必要情報を伝えて、ワシントンDCにある移民局への手続きを行ってもらいます。1か月程度で、移民局発行のForm I-797が届きます。
 次に、駐日米国大使館での面接の予約をします。面接の予約は、大使館のWebサイトを通じて行うことが可能です(DS-160申請)。時期によっては数週間先まで予約が埋まっていることもありますので、注意が必要です。
 面接の日にちが設定されたら、大使館で面接を受けます。面接と言っても、空港の入国審査程度の簡単な確認です。係官は英語を話しますが、日本語でも対応可能なようです。特に問題がなければその場で「OK」と言ってもらえます。ここでパスポートを大使館に預けることになります。
 面接から1週間ほどで、VISAが貼られたパスポートが郵送で返却されてきます。これでようやく、VISAの取得完了です。
 なお、私の場合は、Premium Processingという有料の早期処理手続きを利用しましたが、それでも現地特許事務所への連絡からVISAの入手まで3か月程度かかりました。このように、VISAの取得には相応の時間を要しますので、注意が必要です。

 次に、DCでのトレーニー生活、とりわけ日本人ネットワーク事情についてお話しします。
 トレーニー生活を始めて、まずはいろいろなセミナーに参加しました。DCでは多くの特許事務所が、無料で日本人向けセミナーを開いています。ここでたくさんの日本企業・特許事務所の方と知り合うことができます。普段お付き合いのある現地の特許事務所の訪問も積極的に行いました。私はNGBで外国特許・意匠の出願・権利化業務を担当していますので、主にプロセキューション中心の事務所を訪問しましたが、ここでも日本人の弁護士・スタッフとコミュニケーションをとることができました。
 また、知財に限らず、様々なイベントに参加することも心がけています。例えば、日本商工会や日米協会といった団体がDC駐在の日本人を対象としたネットワーキングパーティを定期的に開いていますので、そちらにも積極的に参加することにしています。実務的なセミナーにはあまり参加されない方や、知財分野以外の方も多く参加されています。DCには、知財関係、政府関係、インフラ関係、医療関係に従事する日本人が多く滞在している印象を受けます。また、法律・国際政治関係の留学生の方も多いです。

 ワシントンDCは、米国各地のみならず世界各国から多くの人が集まって形成されている街であり、人と人がつながっていくことが自然である雰囲気のある街です。私個人としては、普段日本で暮らしているだけではなかなか出会うことのできない多くの方々と知り合うことができ、これがワシントンDC駐在で得られた最も大きな宝物であると感じています。
 今ワシントンDCに駐在されている方でまだお会いできていない方とも、ぜひお会いしたいと思っています。これからワシントンDCに駐在される方も、ぜひNGBまで、もしくは私に直接でも構いませんので、お気軽にお声をおかけください!!

(記事担当:特許第1部 中村有一)

トランプホテル!
とあるセミナーのパーティにて

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